熊本市東区で塗装工事をしているフジモト創社です。
今回は地味なテーマです。
外壁塗装を行う時サイディングのシーリング打ち替え工事を行いますが、その際シーリング工事を塗装の前に行うか、それとも塗装後にに行うか、塗装業者の間でも意見が分かれるところです。
先打ちのメリット
先打ちのメリットとしては、シーリングした後に塗装することでシーリングの紫外線劣化を防いでくれることです。
後打ちのメリット
後打ちのメリットは、シーリングの上にシーリング材よりも硬い塗膜がないのでシーリングの上にひび割れが生じないことです。
先打ちのデメリット
先打ちのデメリットとしては、シーリングの柔らかい層の上に塗料が乗るためにシーリングの伸びに塗料がついていけずシーリングの上にひび割れが出る恐れがあることです。
後打ちのデメリット
後打ちのデメリットとしては、シーリング材が直接日光にさらされるため紫外線による劣化が起こることです。
どっちがいいのか?
さて、先打ちが良いのか、後打ちが良いのか、悩ましいところです。
サイディングメーカーは、後打ちを推奨しています。
当店では、お客様に上記のメリット・デメリットをご説明させていただき先打ちを基本的にお勧めします。
なぜなら、私が塗装に関わってから今までの年月の間、シーリングの上に塗装されている方がシーリングが長持ちしているからです。
先打ちで生じる恐れがあるシーリングの上の細かなひび割れデメリットに対しては、サイディングを塗装する色に近い色のシーリング材を使うことで、もしひび割れが生じてもほとんど目立たなくなくきれいに仕上がります。
*シーリング材と塗膜の間におこるひび割れは、シーリング材と塗膜の柔軟性の違いによりおこる表面上のものですから防水性には問題ありません。