熊本市東区で塗装工事をしているフジモト創社です。
今回は、熊本によく接近上陸する台風についてです。
台風とは
熱帯の海上で発生する熱帯低気圧が北西太平洋で発達し最大風速が17ⅿ以上になったものを台風と呼びます。
台風の一生は
①発生期・・・海面水温が高い熱帯の海上で上昇気流により次々に発生した積乱雲が渦を形成するようになり、気圧が下がり始め台風になるまでの期間です。
②発達期・・・台風となり、暖かい海面から供給される水蒸気をエネルギー源とし勢力が最も強くなるまでの期間です
③最盛期」・・・中心付近の最大風速は、徐々に弱まる傾向に入りますが暴風の範囲はむしろ広がる期間です。
④衰退期・・・台風は海面水温が低い日本付近に来ると海からの水蒸気の供給が絶たれ衰退します。
日本に接近する台風は主に最盛期と衰退期です。
台風の風の特性
台風は巨大な空気の渦巻きになっていて、上から見て反時計回 りに強い風が吹き込んでいます。 進行方向の右半円では台風自身の風と、台風を移動させる周り の風が同じ方向に吹くため風が 強くなり、逆に左の半円では台 風自身の風が逆になるので、風 速がいくぶん小さくなります。
熊本での台風被害
平成3年9月長崎県に上陸した台風19号及び平成11年9月 熊本県北部に上陸した台風18 号は、共に台風の進行方向の右側にはいったため強風により大 きな災害をもたらしたことは、 記憶に新しいところです。特に平成3年の台風19号では死者の大部分は強風によるもので、 台風が接近中に屋根に上がって 飛ばされて転落したり、飛んできた瓦が当たったりした野外で の作業中のものが3分の1以上 を占めており、早く台風に対する備えを完了し、強風時には屋 外へ出ないでいれば被害に遭わなかったのにと悔やまれます。