熊本市東区で塗装工事を行なっているフジモト創社です。
今回は、意外と危ない浴室の事故についてです。
国民生活センターの統計によると家庭内設備事故は、 第一位階段
第二位ドア・柱・敷居など、第三位浴室の順位なっています。
そこで今回は、家庭内の浴室事故の傾向と対策についてです。
ちょっと古いですけど、家庭内事故の1992〜20 00年までの統計で(死亡)( 重傷)事故は436件ありま したが、その内浴室での事故は19%を占める82件ありました。この内死亡事故は、30件もあり浴室は危険度の高い場所 と言えます。
事故の原因
第1位 打ち身擦り傷712件
第2位 刺し傷切り傷306件
第3位 やけど303件
第4位 骨折165件
上位には、上がっていませんが 溺水事故は51件、その内22 件は死亡事故となっています。
一番多いのが打ち身、切り傷 の原因になる滑ってしまう事故です。石けんに滑ったり、タイ ルで滑ってしまうなどです。 浴室は狭い上、下がタイルだっ たり、入り口のドアがガラスだったりすることにより、大きな ケガにつながります。それ以外 で多いのは、洗髪などの際頭を上げた時に蛇口等に当たってし まうことなどです。 やけどの場合は、風呂を沸かした時お湯の上の方が熱湯になっていることが多いため、火を止める際足や手を風呂ふたにかけた時滑ってしまう場合や、子供 がふたの上に乗ったりして落ちたなど、又、シャワーで急に熱 湯が出てきてやけどをしたり、 給湯器や風呂釜に接触してやけどをするなどがあるようです。
改装時の対策
○床材はノンスリップタイルなど滑りにくい素材を選ぶ。
○浴槽に入るときの手すり、洗 い場移動用の手すりを付ける。
○つまずきにくいように浴室内 外の段差は、20ミリ以下にする。
○浴室ドアは、ガラス製を避けプラスチック製にする。
簡単にできる対策
○滑り止めのための敷物を敷く場合、つまずいたり滑ったりを防ぐためスペースいっぱいに敷き詰める。
○手すりを使いやすい場所に取り付ける。
○子供がいる場合浴槽への転落事故を防ぐため子供一人で入れないように鍵を取り付ける。
○小さな子供のいる家庭では、浴槽に水をためるのはできるだけ避ける。