今回は室内のコーキング(シーリング)についてです。
浴室コーキング
室内で一番コーキングが必要 な場所は、お風呂場でしょう。 お風呂場は、住まいの中で一番 痛みやすい場所です。浴室タイルの隙間、洗い場の四隅などの隙間など放っていると漏水や腐れ、カビ、などの原因になります。少しでもひび割れや、隙 間ができたときには、早めにコ ーキングでふさぎましょう。 防水性が高いユニットバスでも 既存の壁や窓との取り合いにコ ーキングが使われていることが多いので悪くなっていないか、 時々チェックした方が良いでし ょう。
風呂場のコーキングは、防水性と強力な接着性が必要ですか ら、シリコンコーキング(でき れば防かび剤入りのもの)が良いでしょう。
コーキングの手順
❶既存のコーキングを、カッターなどできれいに取り除く。 よく乾燥させる。
ポイント! 隅など乾きにくい所は、ドライヤーを使って乾かすと良いでしょう。
❷コーキングヘラの幅に合わせ てマスキングテープを貼る。 タイル用のシリコンプライマ ーを塗る。
ポイント! 洗い場など石けんかすなどの油分が付着してますので接着性を増すために必ず塗りま しょう(ホームセンターにもあります)
❸コーキングを適量一面ずつ注 入しコーキングヘラできれいに押さえる。
ポイント! シリコンコーキングは、硬化が早いので2~3回できっちり押さえて仕上げましょう
❹最後にマスキングテープを、速やかに剥がして完成。
シリコンコーキングは硬化が早いので五〜六時間たてばお風呂には入れますが、1〜2日は手でさわったりしない方がよいで しょう。
室内のコーキング
室内の壁や床の隙間や、クロ スと壁の隙間などは、防水性など必要ありませんので扱いやすいアクリル系コーキングが良いでしょう。又、それほど強い接 着性は要りませんのでプライマ ーも不要だと思われます。
❶汚れてはいけない場所にマスキングテープを貼る。
❷コーキングを適量注入しコー キングヘラや、場所によっては固く絞ったスポンジの角などで押さえる。
❸マスキングテープを剥がして完成。
最近は、ホームセンターにチュ ーブに入ったアクリルコーキン グが多く売られています。白色 から濃い色まで色々ありますか ら、、コーキングする廻りの色 にできるだけ近い色を選べばあ まり目立たずきれいに仕上がり ます。
コーキングと言っても多くの種 類があります。使用ヶ所にあった物を選ばないとその目的である隙間を埋める、隙間からの雨や外気の浸入を防ぐという役割 を果たすことは出来ません。ま た、長期間にわたってその機能 を維持するためには、適切なプ ライマーを必ず使用しましょう。