コーキング? シーリング?
コーキングという言い方とシーリングという言い方があります。
微妙な違いはあるのですが、基本的に建築業界では、同じ意味で使われています。ここでは、熊本で一般的に使う言葉コーキングで書きます。
コーキングの種類
コーキング(シーリング材と もいう)にはその用途により多くの種類があります。ここでは、ホームセンターなどに売ってある代表的なコーキングにつ いて書きます。まず、私たち塗装業者から言わせてもらって、絶対に使ってもらいたくないのがシリコーンコーキングです。価格が安く接着性は良いのですが塗料を、はじくため塗装するときよけいに 費用がかかってしまいます。ひび割れを埋める場合、その後 塗装をしない場合は、汚れにくい変性シリコーンを、その後塗 装をする場合は、ウレタンコー キングを使うと良いでしょう。 いずれの場合にも接着性を良くするためプライマーを忘れずに 使いましょう。
更に詳しく
詳しくなりますが、コーキン グには通常『可塑剤』が含まれ ています。そしてその『可塑剤』 により塗装を変質させ、汚染や 変色を引き起こすことがありま す。これを『ブリード』と言います。出来れば、そのブリード を生じないノンブリードコーキ ングを使用することが望ましいと思います。
サイディングの場合
サイディングの種類などにより異なりますが、一般的に変性 シリコン系が多く使われている ようです。 サイディング目地で多いのが、 年数が経たないのにコーキング がはずれてしまうことです。 これは、プライマーの塗り忘れ ・目地幅が小さすぎる・3面接 着している場合などです。 これらを防ぐためには、プライ マー処理を十分行い、3面接着 を防ぐためバックアップ材の装 填などを行い、大きな動きに追 従できる低モジュラス系(比較 的柔らかい)コーキングを使用 することが望ましいでしょう。