熊本市東区で塗装工事をしているフジモト創社です。
今回のテーマは、塗料の希釈です。屋根・壁の塗装工事を行う際、塗料を水やシンナーで希釈して塗装します。一体どの程度薄めて良いのでしょうか?薄めすぎも怖いですけど、濃いければ良いというものでもありません。
実は、この希釈量全て、それぞれの塗装仕様にきちんと明記してあります。塗料の希釈を、きちんと守ることで塗料の性能を100%引き出し塗料を均一に綺麗に仕上げることが出来ます。
上記の写真で囲ってあるように全て希釈率が定められています。
この場合下塗りのパーフェクトサーフは、水性塗料ですから水道水で2~5%の範囲で希釈し、上塗りのパーフェクトトップは、弱溶剤系塗料ですから塗料用シンナーで、ローラーの場合は、5~13% エアレスの場合は、3~8%の範囲ときめ細かく規定されています。
この時の希釈律の幅は、気温・湿度や塗装素材の状態に応じて希釈律を変えていきます。
さて、この大事な塗料の希釈、現場では、ほとんど目分量で行われているのが現状です。(私自身も以前は、目分量で希釈していました)
実は、プロですからきちんとした希釈を出来ると思っている職人がほとんどです。(もちろん塗った感触できっちり希釈できる達人もいると思うんですが)でもこれは、塗料を適正に希釈しているのではありません。ただ、職人が自分が塗りやすいように希釈しているだけににすぎません!
ましてや、同じ現場で職人各々が、目分量で希釈した場合、1人は5%もう1人は塗りやすいからと15%かもしれません。同じ適正な希釈量になるわけありません。
これでは、塗料の性能を100%引き出し均一できちんとした塗装は出来ませんね。
それでは、どうするときちんと希釈量を守れるのでしょうか?答えは、単純明快です。きっちり秤で計量すれば良いのです。その時の気温・湿度や塗装素材の状態に応じ職長が希釈量を指示すれば、職人全員秤で計量し希釈を行えば、どの職人が塗っても均一に綺麗に仕上げることが出来ます。もちろん当社では、全て秤で計量して希釈しています。