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屋根・外壁塗装塗料の適正な厚みについて

熊本市東区で塗装工事をしているフジモト創社です。

屋根や外壁塗装の注意点として、塗料の厚みがあります。しかしそもそも塗料の厚みってどの位なんでしょうか?

以前塗装工事をしたんだけれどきちんと厚みが付いているのだろうかとご相談を受けたことがあります。よっぽど粗悪な塗装工事なら分かりますが、適正な塗り厚かは、私達プロが見てもなかなか分かるものでもありません。

そもそも塗装工事は、人が行うものです。その人が、どの位の量を塗っているのか、適正な厚みで塗っているのかは、その人にしか分からないものです。

それでは、最適な厚みで塗料が塗られているのかを見極めるにはどうしたらよいのでしょうか?塗料の最適な厚みを確認するためには、1㎡あたり何㎏塗料を使用すると良いかが分かると確認できます。

塗料の標準塗装仕様を確認する

塗料には、それぞれに標準塗装仕様ががあります。

これは、その塗料で塗装する場合に下地処理の方法とプライマーや塗料を何回塗るのか、㎡あたりどの程度使用するのか、塗り重ね乾燥時間を何時間とるのか、何%まで希釈できるのかを規定したものです。

最適な塗料の厚みを確保するには、この基準に準ずる必要があります。つまり最適な塗料の厚みを付け塗料の持っている性能を最大限に引き出すには、この標準塗装仕様の塗装工事を行えば良いと言うことです

それでは、その使用料をわかりやすく見ていきましょう。

屋根・外壁塗装塗料の適正な厚みについて

上記の資料は、日本ペイントのニッペファインパーフェクトトップの窯業系サイディングボード塗り替えの塗装仕様です。

この仕様は、下塗り1回と上塗り2回の塗装仕様です。まず、下塗りとしてパーフェクトサーフを1回塗ります。使用量(㎏/㎡/回)となっています。これは、1㎡あたり0.2~0.4㎏を1回塗るという意味です。

同じように上塗りとしてパーフェクトトップを1㎡あたり0.11~0.17㎏を、2回塗るという意味です。

例えば、実際の外壁塗装面積が、150㎡だとしたら、下塗りパーフェクトサーフが、150㎡X0.2㎏=30㎏~150㎡X0.4㎏=60㎏となり、30~60㎏が最適な下塗りの塗り厚となります。

30~60㎏では、倍ほど違いますね。えらくアバウトな気もしますが、これは、吸い込みが激しいなどサイディングの下地が悪ければ60㎏近く材料がいり、サイディングの下地が良ければ30㎏でも塗り厚としては大丈夫ですよと言う意味です。

上塗りも同様にファインパーフェクトトップが150㎡X0.11=16.5㎏~150㎡X0.17=25.5㎏となり、それを2回塗りますから33㎏~51㎏が最適な上塗りの塗り厚となります。

上塗りの場合も、サイディングの下地の善し悪しやサイディングの柄などにより上塗りの量に幅があります。これらを塗料の缶数で言うと下塗りのパーフェクトサーフは、1缶15㎏ですから2~4缶上塗りのファインパーフェクトトップも1缶15㎏ですから2缶と3㎏~3缶と4㎏となります。

以上のことから、塗装工事を行う際は、塗装面積を正確に算出してもらいそれに対して使用材料をどの位使用するのかを確認することをお勧めいたします。