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光触媒の上に塗装は出来るか?

熊本市 東区で塗装工事をしているフジモト創社です。

一時期、光で汚れを落とすセルフクリーニング機能で住宅塗装に多く使われた

光触媒塗料としては、TOTOハイドロテクトが有名でしたが、2017年に生産を中止しました。

何かとトラブルが多いこの光触媒、一度光触媒で塗装された住宅の再塗装についてご説明します。

光触媒は、光に当たることで機能を発現するもので、代表的な光触媒活性物質として酸化チタンが知られています。

外壁塗装時にこの光触媒が使われたり、サイディングでは、新築時に光触媒が施工されている製品もあります。(光セラ・ハイセラコートなど)

この光触媒の再塗装は、かなり注意が必要とされています。

それは、光触媒と塗料の密着が極めて悪いからです。

気付かずそのまま塗装してしまうとハガレの原因になります。

光触媒塗装の見分け方

光触媒が塗装されているかどうかを見分けるのは、私たちプロが見てもすぐ分かるものではありません。

具体的には、まず最初にお客様に以前特殊な塗装をしていないか、

サイディングの場合は、光セラ・ハイセラコートなど使われていないか、

聞き取り調査を行ったあと、実際に目視と手触りで調査します。

そして、ラッカーシンナー(強溶剤)で、拭き取り調査を行います。

光触媒の再塗装について

上記の調査を行った上で、光触媒と確認できた場合、以前は、塗装不可とさせていただいていましたが、現在は、光触媒の再塗装に適応したシーラーが発売されました。

光触媒の上に塗装は出来るか?

日本ペイントの高付着浸透型カチオン系エポキシシーラー ファインパーフェクトシーラー水性パーフェクトシーラーやアステックペイントのプレミアムSSシーラープライマーなどです。

これらは、下塗り材ですから、しっかりとこれらのプライマーを使用しその後、上塗り材を塗装すると付着性に関係なく施工が可能です。

*これらのプライマーを使わなかったり、光触媒に気づかず塗装され変色したりはがれたりした住宅を見ることがありますが、この場合は再塗装不可となります。

疑わしい場合なども含めしっかりこれらのプライマーを使いましょう。