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遮熱塗料の現場検証

熊本の夏はとにかく暑いですね。夏の暑さを少しでも緩和してくれるのが遮熱塗装です。しかし、どれくらいその効果があるのか、お客様のご協力頂き遮熱塗料の検証を行いました。*まず最初に、これから掲載する検証結果は、フジモト創社が独自に実験したもので、当社の遮熱塗料選定の基準を作るために検証しました。過去の検証ですが、これから遮熱塗装をお考えの方の参照になればと思い公開します。あらかじめご了承ください。

実際に遮熱塗装をした時の効果

8月の一番暑い盛りに熊本市長嶺のN様にご協力をいただきました。このN様とは、夏をより涼しく過ごす知恵についてよく話し合っていました。

遮熱塗料の現場検証 遮熱塗料の現場検証 遮熱塗料の現場検証

今回の検証では、遮熱効果をより出すためN様と話し合いの上で薄いグレー約25%グレー位のA社の遮熱塗料を使用しました。

遮熱塗料の現場検証

8月2日〜8月11日

遮熱塗料の現場検証

遮熱塗装後8月6日

黒色 外気温  赤色 屋根上部  緑色 屋根下部

青色 天井上部  黄色 生活部

結果グラフでも分かるようにはっきりと効果が出ていました。屋根裏の温度が遮熱塗装前と遮熱塗装後を比べて約20度以上下がっているのが分かります。

データを詳しく分析してみると

①遮熱塗装後、昼間の一番暑い時間帯に部屋天井付近で1.5~2.5度温度が下が り,しかも厚さのピークも遮熱塗装前と比べて格段と短くなっている。

②遮熱塗装する前は、屋根裏での温度が外気温を上回り出すのが、AM9:00前後だったものが遮熱塗装後は、AM11:30前後になった。又、遮熱塗装前は、屋根裏の温度が外気温を下回り出すのが、AM4:30前後だったのが遮熱塗装後は、夜中0:30前後になりました。

つまり遮熱塗装前は、屋根裏の温度が外気温より低くなるのは、平均4.5時間だったものが遮熱塗装後は、平均11時間に達しました。

上記2点を見て昼間は、温度が下がっても暑いですが、夜間の温度の下がり方が非常に早くなったので、冷房効率は、かなり良くなるのではないかと思われます

後日、遮熱塗料の検証結果を持ってN様宅を訪問し実際に遮熱効果を感じるかお聞きしたところ、以外にもあまり変わらないような気がするとおっしゃいました。確かに、熊本の夏は暑く36度を超える日も多い中、部屋の中の温度が1.5~2.5度下がっても、良くなったと感じる人もいれば、あまり感じないと思う人もいるのかもしれません。

家の構造や、断熱材の使い方、屋根裏換気の良し悪しなどとともに、物質の内部を暖めてしまう遠赤外線の効果なども関係しているのかもしれません。次回はこの辺も検証してみたいと思います。

夏の盛りにあまり効果を感じていらっしゃらなかったN様、すこし厚さのピークが過ぎた頃から、エアコンを前に比べてあまり使わなくてすむようになり効果を感じるようになったとおっしゃってました。