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遮熱塗料の検証

ただでさえ暑い熊本の夏、少 しでもしのぎやすくする工夫に ついて考えてみました。 今回は、その工夫の中で塗装す るだけで温度を下げられるとい う遮熱塗料【遮熱塗装】本当に効果があるのか検証してみます。

遮熱塗料とは?

そもそも遮熱塗料とは、一般 的な塗料と比較して太陽光をはね返す、反射率が高い塗料のことです。このため遮熱塗料を塗装した面は、太陽熱を吸収しにくく暖まりにくくなります。 特に人間の目には見えない赤外 線域の光をはね返す特徴があり、 高反射塗料とも呼ばれています。

遮熱塗料の仕組み

遮熱塗料の検証

遮熱塗料は、赤外線領域の反 射率が高い顔料を使用することで太陽光線を反射し、塗膜の奥の基材に日射エネルギーを届けにくくし屋根などの温度上昇を、 押さえます。特殊セラミックは 光反射を補完する役割がありま す。

遮熱塗料の効果

遮熱塗料の効果としては、5 0%グレー(白と黒の中間色) で日射エネルギーの50%反射 出来れば良い方です。 遮熱塗料では無くとも白色は、 日射エネルギーを約85%反射しますので単純に言えば、50 %グレーの遮熱塗料は、遮熱塗料でない白色にかなわない。その程度の性能です。 しかし、 同じ グレーで 比べてみると遮熱塗料と普通の塗料との間には大きな差が出てきます。 現実に、白色の屋根などほとんど見かけませんから、例えば黒色で塗装するなら普通の塗料より遮熱塗料の方が遮熱効果が高くなり、遮熱塗料の黒で塗装するより、色が薄い遮熱塗料のグレ ーで塗装する方がより遮熱効果が高くなると言うことです。

遮熱塗料の利点

遮熱塗料は、夏場の強い日差しをはね返し、室内を涼しく保つ効果を狙ったもので、少しでも光熱費を抑えることで地球温暖化対策にもなります。 従来の塗料の代わりに塗るだけで遮熱効果がありますから、リ フォーム時の再塗装に遮熱塗装はぴったりです。

遮熱塗料の検証

遮熱塗料の現状

東京都でヒートアイランド対策として行った遮熱塗料の実験では、従来の塗料に比べて、確かに温度上昇を抑えられた製品 もありましたがほとんど変わらない製品もありました。 黒色でみた場合、一番遮熱効果 があった製品と、無かった製品を比べると約20度の表面温度差があったそうです。 今のところ、遮熱塗料には公的な規格はありませんので、製品選びは慎重に行わなければなりません。

遮熱塗料の注意点

①色選び・・濃い色より薄めの色の方が遮熱効果が高くなる。

②塗装の厚み・・適正な膜厚で 塗装しなければ遮熱効果は得られない。

③メーカー選び・・実験で得たデータなどきちんと明らかにしているメーカーを選ぶ。

④業者選び・・積極的に遮熱塗料を扱いきちんと分析している業者を選ぶ。

⑤耐久性・・耐久性は顔料を固める樹脂によって変わるので 遮熱性と耐候性は別の性能ですから注意する。

遮熱塗料のまとめ

遮熱塗料を塗るだけで15〜 20度温度が下げられますとメーカーのパンフレットにはよく書いてありますが、それは屋根直下の温度であって、屋根裏にも断熱材が入っている住宅の場 合、遮熱塗料を塗った場合とそうでない場合の室内温度は、1 〜2度違うといったところでは 無いでしょうか、しかし、屋根材や壁材の蓄熱を押さえるという効果を考えるとこの値は、決して低くはないと思われます。 メーカーによる性能の差は、実際現場施工していると製品によっては遮熱効果を感じない場合 もあります。後は、いろいろ試してみるか実験してみるしか無いと思います。 フジモト創社でも、今まで使って感触が よかった4社の遮熱塗料の性能を実験中です。詳しくはお問い合わせください。

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