熊本市東区で塗装工事をしているフジモト創社です。
DIY塗装今回は、前回の室内シーリングに続き、外壁 サイディングのシーリング(コーキング)についてです。
★サイディング壁の場合・・・シーリングで一番お問い合わせが多いのがサイディング壁の目地のシーリングについてですが、非常に目立つ部分ですから慎重に行う必要があります。サイディング壁の目地は、動きが大きいので、低モジュラス(LM)の柔らかいシーリング材を使う必要があります。
変成シリコン系が最も多く使用され色も豊富なので一番良いでしょう。
その場合必ず低モジュラス型(LM)シーリングノンブリード型か窯業系サイディングシーリング材ノンブリード型を使用しましょう。
サイディングのシーリング手順
❶目地のシーリング材をカッター等で切って撤去する。
❷取りにくい場合はラジオペンチなどで撤去する。
❸サイディングの端に残ったシーリング材をカッターでこさぎ落とす。
ポイント!!
サイディングの小口が見えるまで綺麗に落とさないと外れの原因になります。
❹目地の両側にマスキングテープを貼る。
ポイント!!
かならずシーリング専用のテープを使い何日も放置しないようにしましょう。
❺目地底にハットジョイナー等があればボンドブレーカーを、ない場合はバックアップ材で、三面接着を避けるためを目地深さに応じて貼る。
ポイント!!
シーリングは、深さ8ミリ以上ないと効果が発揮できません。シーリング材の深さが8㎜以上
になるようにしましょう。
❻プライマーをむらなく塗る。
ポイント!!
プライマーを塗らないと全く強度は出ませんし,すぐ外れてしまいます。使うシーリング材指定のプライマーを使いましょう。
❼プライマー後30分から八時間内にシーリング材を充填する。
❽押さえ込むようにヘラで押さえて平滑に仕上げる。
ポイント!!
プライマーを塗ったあとは、その日の内に仕上げまで行いましょう。
❾シーリング材が硬化しない間にマスキングテープを外して完成。
※三面接着とはサイディングの左右の小口と目地底の三点を接着してしまうとシーリング材が目地の動きに対応して伸縮しようとしても、目地底と接着しているのでその動きに対応できずはずれてしまう現象を言います。三面接着を避けるためにはその目地の深さによってバックアップ材を入れるか、シーリング材が接着しないテープ(ボンドブレーカーという)を、貼ります。
*目地幅や目地深さを小さくしてしまうと、小量の材で動きを吸収しなければならなくなるため、材が切れやすくなります。
下の図くらいの目地幅、目地深さを取ることが望ましいと思われます。
今回取り上げたサイディングは窯業系サイディングと呼ばれているものです。熊本ではほとんどこれが使われています。窯業系サイディングは、地震や火災に強く多くの種類があります。その反面吸水性があり、しかもクラックや目地切れの部分は、よく水を吸いますので早めの対策が必要です。
次回はウッドデッキです。
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