熊本市東区で塗装工事をしているフジモト創社です。
今回は前回の1)モルタル壁とは、の続きサイディング壁についてです。
外壁塗装について・・・2)サイディング壁とは、
サイディング壁は、大きく分けて、窯業系サイディング壁と金属系サイディング壁との分けられます。それでは、それぞれの壁の構造を見ていきます。
②窯業系サイディングの種類・・・現在新しく建てられている熊本の住宅の壁ほとんどが、この窯業系サイディング壁でできています。
窯業系サイディングの家
窯業系サイディングは、主材料のセメントに繊維質原料を加え高温処理して作られ、作る工程で窯(かま)を使用するため、窯業系と呼ばれています。
この窯業系サイディングの種類は、加える繊維質原料などにより多くの種類があり、その種類はなんと3千種類以上あると言われています。
②-1窯業系サイディング壁住宅の構造・・・窯業系サイディング壁の工法には、直貼り工法と通気工法とがあります。
簡単に言うと、サイディングの裏側が防水紙と密着している工法が直貼り工法、サイディングの裏側と防水紙の間に空気が通る隙間をもうける工法が、通気工法です。
温暖地である、熊本では、2000年以前は、ほとんどが直貼り工法、それ以降は、通気工法となりました。
通気工法の場合たて張りか横張りかにより違いますが、一般的に多い横張りの場合500mmピッチ以下の間柱や胴縁の上に透湿防水シートを張り、そのうえをにサイディングを釘で直接止めるか金具で引っかけて止めるかしたものです。
そして、サイディングとサイディングの継ぎ目にはジョイナーを入れシーリングで仕上げます。
②-2窯業系サイディング壁の厚み
熊本でよく使われている窯業系サイディング壁の厚みは、12mmが主流でしたが平成20年より窯業系サイディングの最低の厚みは14mmとなりました。厚いものは、20mmを超えるものもあります。
次回は、金属系サイディング壁についてです。