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モルタル壁の点検

現在、熊本の住宅の壁は、大きく分けてモルタル壁と、サイディング壁に分類さ れます。 しかし、モルタル壁とサイディング壁とでは、全く異なる工法と素材で出来ていますので、その劣化の仕方も全く異なったものとなります。 今回は、モルタル壁に限って特集してみ ます。

モルタル壁って?

まず、モルタル 壁の構造は、左の 図の様に12ミリ 程度の板の上にフェルト等の防水紙を貼 り、その上にラス(金網)を貼り、砂と セメントを調合したモルタルを塗って仕上げます。 このモルタル壁は、性質上 乾燥収縮によるヒビが入りやすくこれを 完全に防止することは、出来ません。

モルタル壁の点検

見て点検

モルタル壁の最大の劣化原因になるのは、ヒビ割れです。 しかし、これは見つけやすいので、ま ずは、家の外壁を眺めて危ないヒビ割れがないかチェックしましょう。

横方向のひび割れ

横に割れたヒビ割れは、雨が壁面をつたって流れる場合、内部に非常に入りやすく、そのまま放置するとモルタル剥離の原因になります。

モルタル壁の点検

窓下の斜めのひび割れ

この場所は、窓に当たった雨水が集中して流れる場所にあたり、窓と壁の 接合部分になりますので、内部深くまで雨水が侵入する恐れがあります。モルタル壁の点検

南西面のひび割れ

熊本は、雨が降るとき南西の風が吹く場合が多く、必ず壁面が濡れる場所で壁面の劣化が最も多い場所ですから 南西面のヒビ割れには注意が必要です。

換気扇などの貫通部分

換気扇や、給排水などの配管、エアコンの配管など、家の中まで貫通している 部分は、雨漏れによる劣化がおこりやすい場所ですから注意が必要です。 見てみて、配管と壁の間にヒビ割れや隙 間などがないかチェックしましょう。モルタル壁の点検

ベランダをチェック

ベランダをチェック  通常ベランダ部分は、屋根がない場合が多く常に雨がかかりますので、家屋の 外壁の中で一番劣化しやすい場所の一つ です。 まずは、床の防水面にヒビ割れや浮きが ないか、排水溝が詰まっていないかチェックしましょう。 手すり部分も劣化漏水しやすい場所です。 手すりや、飾り部分にぐらつきがないか、 コーキングの外れがないかチェックしま しょう。

モルタル壁の点検